こんにちは!
うみっきむです。
アカデミー賞視覚効果賞の2011~2020年に受賞した作品のメイキングなど集めてみました!
VFXがすごい作品ももちろんありますが、工夫した撮影の仕方などで受賞した作品も多数存在します。

目次
2011年受賞:インセプション

【監督】クリストファー・ノーラン
【出演】レオナルド・ディカプリオ、渡辺謙、トム・ハーディ
【上映時間】148分
【製作費】約170億円
【インセプション】予告編
撮影状況のメイキングです。無重力のようなカットなどはセットを回転させてワイヤーで吊ったりする撮影をしていることがよくわかるようになっています。
2012年受賞:ヒューゴの不思議な発明

【監督】マーティン・スコセッシ
【出演】ベン・キングズレー、クロエ・グレース・モレッツ、サシャ・バロン・コーエン
【上映時間】126分
【製作費】約180億円
【ヒューゴの不思議な発明】予告編
映画シーンのCG合成カットのメイキングです。もちろん現実には存在しない駅、街並み、時計台、列車すべてがCGで制作されています。
2013年受賞:ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日

【監督】アン・リー
【出演】スラージ・シャルマ
【上映時間】127分
【製作費】約130億円
【ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日】予告編
漂流するきっかけの嵐のメイキングです。雨、風、波すべてがCGになります。
主人公が漂流しているときのメイキングです。ほとんどスタジオ撮影になり動物たちはもちろんCGになり、トラに至っては本物としか思えないクオリティーです。
2014年受賞:ゼロ・グラビティ

【監督】アルフォンソ・キュアロン
【出演】サンドラ・ブロック、ジョージ・クルーニー
【上映時間】91分
【製作費】約107億円
【ゼロ・グラビティ】予告編
撮影したものがどうやってCGになったかわかるメイキングです。まずはプレビズで目密な演技計算してライティング設計をします。次にライトボックスと呼ばれるものにCG環境を再現、俳優はのその中で演技して最後にCGを合成させる手法なようです。
上記のものと同じですが、各分野のプロフェッショナルたちの撮影秘話が入ったものになります。
2015年受賞:インターステラー

【監督】クリストファー・ノーラン
【出演】マシュー・マコノヒー、アン・ハサウェイ、ジェシカ・チャステイン
【上映時間】169分
【製作費】約177億円
【インターステラー】予告編
撮影状況のメイキングです。この映画はほとんど特撮らしく実際にセットを組んで撮影しています。
2016年受賞:エクス・マキナ

【監督】アレックス・ガーランド
【出演】アリシア・ヴィキャンデル、ドーナル・グリーソン、オスカー・アイザック
【上映時間】108分
【製作費】約16.5億円
【エクス・マキナ】予告編
撮影後どうやってCGが合成されているかわかるメイキングです。透けた部分もあるので撮影素材の体を一度消して俳優に合わせたCGをトラッキングでトレース、CGで制作したボディを合成していくのが主な作業のようです。
上記のものと同じですが、各分野のプロフェッショナルたちの撮影秘話が入ったものになります。
2017年受賞:ジャングル・ブック

【監督】ジョン・ファヴロー
【出演】ベン・キングズレー、ビル・マーレイ、イドリス・エルバ
【上映時間】105分40秒
【製作費】約188億円
【ジャングル・ブック】予告編
ほとんどセット撮影で、主演の男の子以外すべてがCGということがわかるメイキングです。植物のCGなどは本物をスキャンしたライブラリー『Megacans(メガスキャン)』というものが使われています。
動物のCGがいかにしてできているかわかるメイキングです。骨、筋肉、毛とCGで違和感が出ないようしています。
2018年受賞:ブレードランナー 2049

【監督】ドゥニ・ヴィルヌーヴ
【出演】ライアン・ゴズリング、ハリソン・フォード、ロビン・ライト
【上映時間】163分
【製作費】約161億円
【ブレードランナー 2049】予告編
特撮を使用したメイキングです。ロサンゼルスの街並みは前作と同様にミニチュアで制作されています。
CGが使用されている部分のメイキングです。広大な背景のシーンでは遠方をCGにしています。
撮影風景をレポーターが潜入して色々聞いてくれるメイキングです。日本語字幕付きでわかりやすいです。
2019年受賞:ファーストマン

【監督】デイミアン・チャゼル
【出演】ライアン・ゴズリング、クレア・フォイ、ジェイソン・クラーク
【上映時間】141分
【製作費】約63億円
【ファーストマン】予告編
撮影状況のメイキングです。宇宙のシーンでは巨大なスクリーンに宇宙の背景を表示して撮影していたり、月面の部分ではワイヤーで吊って無重力感を表現しています。
2020年受賞:1917 命をかけた伝令

【監督】サム・メンデス
【出演】ジョージ・マッケイ、ディーン=チャールズ・チャップマン
【上映時間】119分
【製作費】約107億
【1917 命をかけた伝令】予告編
俳優や撮影監督などの語りで撮影状況を説明してくれるメイキングです。
撮影状況のメイキングです。
セットがいかにして制作されているかのメイキングです。長回しカットが多いのでセットも広大です。
まとめ
クリストファー・ノーランがインセプションとインターステラーで2回受賞していますが、あまりいいメイキングが見つかりませんでした。
CGはなるべく使わないようにする監督なので仕方ないかもしれません。ただセットにお金はかけてそうです。
2011~2020年は宇宙系の受賞が目立ち、1917命をかけた伝令でもそうですが撮影手法にこだわった作品が多数あることが特徴の年代といえます。