こんにちは!
うみっきむです。
最近は縄文ブームがきています。
『縄文女子』なる言葉もあり、東京国立博物館で開かれた特別展で35万人もの人が来場したほどです。
そこでブームにのっかり土偶を作ることにしました!
今回は3DCGで作ってみます!
ただ作るだけではなく3Dマーケットに出品までをしていきたいと思います!
目次
①準備するもの
3DCGで制作する上で必ず必要になるのがパソコンになります。
そしてなによりも重要なのが造形をするソフトです。フリーのソフトもありますが、今回はZbrush Coreという有料ソフトを使用していきます。
パソコン
今回使用するZbrush Coreが動作する最低スペックです。
- Windows 7 及び それ以降のバージョン
- Mac OS 10.7 64-bit 及び それ以降のバージョン
- CPU: i5/i7/Xeon テクノロジー もしくは AMD と同等
- メモリ: 8 GB、16GB 以上推奨
- HDD: スクラッチディスク(仮想記憶ディスク)のために8GBのハードディスクの空き
- マウス もしくは ワコムペンタブレット (もしくはワコム互換ペンタブレット)
- モニター: 解像度1280×1024 モニタ (32-bit カラー)
- ビデオカード: どんなタイプのものでも可
パソコン自体もっていない人はマウスコンピューターで比較的安く購入できます!
カスタマイズして購入も可能でデジタル作業に推奨するスペックもラインナップしています。
DELLなども同じようににカスタマイズ購入はできますが、単純な値段比較ならマウスコンピュータじゃないでしょうか。
今回はクリエイター推奨PCの最低ランクを使用していきます。

ペンタブレット
マウスでもソフト自体は扱えますがZbrush Coreのようなスカルプトソフトといわれる物にはオススメの機材です。
安価なものから高価な液晶タブレットまでありますが推奨はwacomです。
タブレットの大きさは、手首だけで操作したい人や腕を使って全体で操作したい人でも好みは変わってくるのでお近くの家電量販店で実際に触ってから購入をお勧めします!
今回はsmallサイズのこちらを使用していきます。

Zbrush Core
ひとことで言うとデジタルで彫刻ができるソフトです。
Zbrush Coreをオススメするのはおもに下記に興味がある人たちになります!
- 彫刻や粘土や細工が大好き
- 2Dイラストレーターで3Dにデザインをおこしてみたくなった人
- 3Dプリントをつかって何かを出力したい人
- ジュエリーアーティストでデジタルに興味がある人
- フィギアの原型師でデジタルに興味がある人
ZBrushという上位バージョンにいつでもアップデート可能です!
もちろんZbrush Coreの機能でも十分造形から出力まで可能です!

アクティベーション[ライセンス認証]する為にネットに接続できる環境が必要です!
②資料集め
資料集めはピンタレストを使用します。
ピンタレストとは画像をブックマークとして集めるツールです!

ピンタレストの詳しい解説はWEBマスターの手帳さんのブログがとても参考になります。
今回つくった土偶のボードはこちらです!
③制作スタート
それでは実際に製作していきます。
参考資料読む込み
まず参考にする画像を読み込みます。
今回は四面の写真があったのでそちらを資料として使用していきます。

アウトラインをつくる
次に球体からおおまかな形状を製作してきます。
MoveBrush(ムーブブラシ)を選択してアウトラインをつくっていきます。

形状を整える
DynaMesh(ダイナメッシュ)を適用して適切なメッシュの形状にします。赤枠の部分を見るとポリゴンがスムーズになったことが確認できると思います。

ディテールの作りこみ
さらにアウトラインをさらにつめ各部位の盛り上がりなどディテールを追加していきます。今回はClayBuildup(クレイビルドアップ)というブラシを使用していきます。

DynaMesh(ダイナメッシュ)をもう一度適用して各所スムーズにしながら資料の形状にまとめていきます。

最終仕上げ
最後に各所の掘り込みをDamstanDardBrush(ダムスタンダードブラシ)を使って掘り込んでいきます。

完成
これで完成です!
向かって右側の足は壊れている資料をそのまま再現せずに自立しやすいように左右対称にしました。

もっとZbrush Coreの機能を最初から学びたい人は下記を参考にしてみてください。
④完成そしてDMMで出品!
書き出しから出品までをご説明します。
※事前にDMMのルールをご確認ください。
ZBrushからデータの書き出し
Zプラグインタブの3Dプリントハブから書き出していきます。今回はSTL形式で高さ50mmで書き出していきます。(赤枠の部分です)

データ容量は1ファイル100MBまでという制限があるので注意しましょう!
DeecimationMasterを使い形状を保ったままポリゴン数を削減!
エラーチェック
ZBrushから書き出したデータにエラーがないかチェックします。
DMM推奨の3Dプリント向けのフリーソフトMiniMagicsでモデルを事前にチェックします。
エラーチェックボタンを押してエラー箇所がないことを確認します。
寸法の確認などもこのソフトで可能です。

出品
DMM.makeにデータをアップしたら画像などや商品の詳細や金額を設定して出品が完了になります。


まとめ
Zbrush Coreなどのスカルプト系ソフトはいろいろな物を製作して楽しみながら慣れていくほうが上達していくコツかもしれません。
今回つくったものはこちらで3Dプリントできます!