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【3Dプリント工作】ナスカの地上絵のペン立てを作ってみる!

こんにちは!

うみっきむです。

3DプリントCADソフトをつかってペン立てを製作してみました。

CADソフトFusion360を使ってモデリング、3DプリントDMM.makeでやっています。

今回はナスカの地上絵でイラストを製作して装飾として立体的に配置してみました。

ナスカの地上絵とは

ナスカの地上絵は、ペルーのナスカ川とインヘニオ川に囲まれた乾燥した盆地状の高原の地表面に「描かれた」幾何学図形、動植物の絵。 ウィキペディア

 

①側面をモデリング

まずは側面になる外形線を直径75mmの大きさで製作します。

次にトリムを使って円の下側に4mmほどの隙間をあけます。

 

スケッチを終了して先ほど製作した円を選択してシートメタル>フランジ」90mm押し出します。

厚みは2mmを設定しました。

 

隙間の部分を押し出しで1mm延長しておきます。

 

②装飾イメージを配置

次に側面の装飾をしていきます。

「シートメタル>修正>展開」を選択してさきほど延長した部分を固定エンティティにして筒を展開します。

 

測定を使い展開したオブジェクトの数値を出します。

横238mm縦90mm

この範囲内に入るように装飾イメージを作成していきます。

まずは装飾となるナスカのイメージをピンタレストで集めてからイメージを起こしていきます。

今回つくったナスカの地上絵ボードはこちらです!

ナスカの地上絵

20種のイメージを白黒で製作してレイアウトしました。

※今回はphotoshopで画像を作っています。

 

先ほどのイメージをFusion360の画像押し出しをするためにSVG形式に変換していきます。

最初にInkscape(インクスケープ)というツールをインストールします。

 

公式ページ

Inkscapeはオープンソースで開発されているベクトル画像編集ソフトウェア。Inkscape はXML、SVG、CSS などの標準に完全に準拠したグラフィックツールとなることを目標としている。 ウィキペディア

 

Inkscapeのインストールが完了して起動したらナスカの地上絵のイメージを読込みます。

画像の配置たら「パス>ビットマップのトレース」実行します。

 

実行したらトレースしたものと元画像が重なって表示されているので削除します。

 

一連の作業が終わったら保存をします。一番上の項目のSVGで保存します。

 

Fusion360に戻って展開したオブジェクトを選択した状態で「挿入>SVG挿入」を実行して適正な位置に配置させます。

 

③装飾イメージを立体化していく

配置したイメージを2mmほど押し出します。

 

ラインの部分が立体になるだけででは面白くないので、穴が空けれそうな部分は押し出し切り取りを取り除きます。

 

再折り曲げを実行して平面形状から筒形状に戻します。

 

④スキマを埋めて筒にする

シートメタル用に作った隙間を埋めていきます。

延長した1mmの部分を選択して削除します。

すると隙間がない一体化した筒形状になります。

 

⑤底の取付けと天面の装飾

底の取付けと天面の装飾をしていきます。

側面の直径を装飾に合わせたサイズで底を配置します。

 

天面の装飾も幅を揃えて配置します。

 

⑥最終仕上げ

赤いライン部分に0.5mmのフィレットを入れます。

 

最後に縮尺を調整します。

尺度係数0.83にします。

高さ80mm直径68mmになりデータは完成とします。

⑦3Dプリント実行

先ほどのデータをSTLで書き出しDMM.makeにアップします。

今回はナイロンナチュラルで注文します。

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⑧完成

完成したものがこちらになります。

ペン立てにしては少し小さくしすぎました…

ですがラインのディテールがしっかりでています!

まとめ

この手法は筒状のものにデザインしたイラストを簡単に貼り付けれるので是非挑戦してみてください。

今回つくったものはこちらで3Dプリントできます!

うみっきむ工房DMM.shop

最後まで閲覧ありがとうございました!