こんにちは!
うみっきむです。
3DプリントとCADソフトをつかってゲームボーイ型の名刺入れを製作してみました。
CADソフトはFusion360を使ってモデリング、3DプリントはDMM.makeでやっています。
①ゲームボーイとは
ゲームボーイ(Game Boy)は、1989年(平成元年)4月21日に任天堂が発売した携帯型ゲーム機。略称はGB。また製品コードはDMGで、「Dot Matrix Game」が由来。また、携帯型ゲーム機としては初めて累計販売台数が1億台を突破した。ウィキペディア
②下線をスケッチする
まずは元になる画像を読込みます。
今回そろえられた下敷きになりそうな画像はこの正面のみになります。側面や裏面は画像として参考になるものをリファレンスとしました。

画像を元にスケッチをします。側面部分には1.5mm内側にオフセットした線を引きました。これは後の工程で制作する側面の押し出し用の線になります。

③側面をつくる
側面を制作していきます。さきほど制作した正面のスケッチから押し出しを実行します。

高さは1cmで押し出しの厚みは1.5mmで制作します。

④正面をつくる
次に正面を制作していきます。
1.5mm押し出しして先ほど制作した側面を結合します。

押し出しと切り取りでディテールを入れていきます。モニター部分は穴を開けました。

⑤側面にディテールをつくる
側面のディテールを追加していきます。イヤホンジャックやスイッチを再現していきます。
ディテールを足したい側面を選択してスケッチ平面を指定します。

スケッチ平面ができたら下側にあるイヤホンジャック用のスケッチを引きます。

切り取りをしてディテールをつけます。丸いほうは穴を開けています。

他の側面を同じ要領でディテールを足しました。

⑥背面をつくる
背面のディテールを制作していきます。まずはスケッチをひきます。

押し出しと切り取りでディテールを入れていきます。カセット部分も再現しました。

⑦最終仕上げ
フィレットを実行して角を丸めていきます。

データとしては完成しました。カセット部分を取り外せるようにしたのでここから名刺を出し入れする想定になります。


⑧DMMで3Dプリントする!
完成したデータをSTLで書き出しDMM.makeにアップします。
今回はナイロンのナチュラルで注文します。


3Dプリントしたものがこちらになります。

このままでは味気ないので塗装をして完成させます。
⑨塗装する!
まずはサーフェサーを使い塗装しやすい下地をつくります。

次にメインのボディカラーになる白色をタミヤのホビー用スプレーマットホワイトをつかって塗装します。


きれいに塗装が完了できました。

他の部分の色を塗装する前にマスキングデープで養生をします。

今回使用する色はこの四種類になります。白い塗料は塗装がはみ出てしまった時の修正兼グレイと混ぜて使用するために使用します。
- タミヤカラー アクリルミニ XF-1 フラットブラック つや消し
- タミヤカラーアクリルミニ XF-2 フラットホワイト つや消し
- タミヤカラー アクリル塗料ミニ XF-77 佐世保海軍 工廠グレイ 日本海軍
- 水性ホビーカラー H43 ワインレッド (マルーン)

十字キーのところにはフラットブラックを塗装していきます。

画面の周りには工廠グレイを使用します。下のセレクトボタンとスタートボタンには白を混ぜてたグレイで塗装をします。

AボタンとBボタンにはワインレッドを塗装します。

塗装が完了しました!

マスクキングテープをはがして最終仕上げをしていきます。

塗装面の保護と艶出しのためにトップコートをスプレーしていきます。


最後にモニター部分に透明プラバン0.4㎜を取り付けます。

⑩ゲームボーイ型名刺入れ完成
これで完成です!


